Date: 2011年03月21日
「千年に一度の」大作戦、発動!
「千年に一度の津波に耐えているのは素晴らしいこと」
最初に浮かんだ疑問は、経団連会長のこの発言に対してだった。私の頭の中には最近ネットか新聞の記事で見かけた、大震災のランキング表があった。
日本にとっては観測史上最大規模、マグニチュード9.0の東日本巨大地震も、世界的な規模から見れば観測史上で第4位にすぎない。世界最大の地震は1960年に起きたチリ地震でM9.5、第2位のアラスカ地震がM9.2。どちらも発生は1960年代だ。近年の2004年には大津波を伴ったスマトラ島沖地震が起きており、M9.1で観測史上第3位だ。さらにM8.8ながら第6位のチリ地震が発生したのはつい昨年のことだ。
このようにM9クラスの巨大地震でさえ、地球規模で見たら数十年に一度の頻度で起きているのだ。あの発言当時、たった7年前に発生し、テレビでも大津波の被害が生々しく報道されスマトラ島沖地震や、地下からの救出作業が世界的に注目された去年のチリ地震のことは、会長の頭の中からきれいさっぱり消えていたのだろうか? まさかそんな事は無いと思うが‥‥。
続く疑問は会長の次の発言に対してだ。
「原子力行政が曲がり角に来ているとは思っていない」
かいつまんで言うと、日本の原子力行政の基本姿勢は、日本の各地で原発とその関連施設の建設を進めると言うものだった。それがスリーマイル島やチェルノブイリでの原発事故以来、国内での反対運動が強まって新規建設もままならなくなり、現在では国内ほど反対運動の激しくない海外諸国、特に経済成長で電力需要の増えた新興国に原子炉を売り込んで、外貨を稼ぐという路線に力を入れている。だがその国を挙げてのビッグビジネスの相手国には、地震国であるインドネシアやトルコも含まれているのだ。
東日本巨大地震が重大な原発事故を引き起こした今もなお、日本の産業界のトップに立つ男とも言うべき経団連会長は、これまでの方針を変えるつもりが無く、世界中で原発の売り込みを続けるつもりなのだろうか?
私はこの2つの疑問について、私は会長に直接問いただしたくなった。そして、かつて石原都知事が行った発言に対して起きた抗議行動のことを思い浮かべた。
貧困と格差の問題が今ほど社会的に認知されず、ネットカフェ難民の問題がようやくメディアに取り上げられ始めた頃、東京都知事の石原氏が彼らに対して批判的な発言をしたことがある。一泊1500円以上もするような、料金の高いネットカフェに泊まらなくても、山谷地区の宿泊所なら一泊2~300円程度の格安料金で泊まれる。もっと金銭感覚を磨け。といったような発言だった。それに対して反論したのが台東区長らで、都知事の言う格安料金は数十年前のものであり、たとえ石原氏の記憶ではそうであっても、今では山谷の宿泊所でもネットカフェ並の料金でなければ泊まれないことを、具体的な実例に基づいて主張した。これを受けて都知事も先の発言を撤回した。‥‥と、そのような経緯だったと記憶している。
しかし私がそのように振舞うことは不可能だ。今の私の立場は非正規労働者だし、経団連にはコネもないし、その筋の専門家というわけでもない。会長に質問を持っていっても無視され、門前払いされるのがオチだ。
では、どうすればいい?
考えているうちに、ふとこんな事が思い浮かんだ。
もしも私1人ではなく、1万人の人間が同じ質問を会長に行ったら? さらに100万人の人間が同じ質問を会長に行ったら? それも世界中からだ。
1万人の人間が同じ質問を行ったら、会長もその数を無視できなくなる。
100万人の人間が同じ質問を行ったら、会長に公式な回答を求める強力な力となるはずだ。
今、福島第一原発事故は世界的な注目を集めている。世界中の大勢の人間が原発事故の推移を見守っている。福島第一原発事故は今や世界的な問題だ。
ならぱ出来るはずだ。
そう考えた私は、実行することに決めた。
世界中から100万人規模の質問を集めて、会長に届けてやろう。
さてこの作戦を実行するに当たっては作戦名が必要だ。何と名づけようか?
そもそもは「千年に一度の‥‥」という会長の発言から始まった作戦だ。
ならば、「千年に一度の」大作戦というのはどうだ?
よし、それでいこう。
これで作戦名は決まった。
「千年に一度の」大作戦、これより発動します。
最初に浮かんだ疑問は、経団連会長のこの発言に対してだった。私の頭の中には最近ネットか新聞の記事で見かけた、大震災のランキング表があった。
日本にとっては観測史上最大規模、マグニチュード9.0の東日本巨大地震も、世界的な規模から見れば観測史上で第4位にすぎない。世界最大の地震は1960年に起きたチリ地震でM9.5、第2位のアラスカ地震がM9.2。どちらも発生は1960年代だ。近年の2004年には大津波を伴ったスマトラ島沖地震が起きており、M9.1で観測史上第3位だ。さらにM8.8ながら第6位のチリ地震が発生したのはつい昨年のことだ。
このようにM9クラスの巨大地震でさえ、地球規模で見たら数十年に一度の頻度で起きているのだ。あの発言当時、たった7年前に発生し、テレビでも大津波の被害が生々しく報道されスマトラ島沖地震や、地下からの救出作業が世界的に注目された去年のチリ地震のことは、会長の頭の中からきれいさっぱり消えていたのだろうか? まさかそんな事は無いと思うが‥‥。
続く疑問は会長の次の発言に対してだ。
「原子力行政が曲がり角に来ているとは思っていない」
かいつまんで言うと、日本の原子力行政の基本姿勢は、日本の各地で原発とその関連施設の建設を進めると言うものだった。それがスリーマイル島やチェルノブイリでの原発事故以来、国内での反対運動が強まって新規建設もままならなくなり、現在では国内ほど反対運動の激しくない海外諸国、特に経済成長で電力需要の増えた新興国に原子炉を売り込んで、外貨を稼ぐという路線に力を入れている。だがその国を挙げてのビッグビジネスの相手国には、地震国であるインドネシアやトルコも含まれているのだ。
東日本巨大地震が重大な原発事故を引き起こした今もなお、日本の産業界のトップに立つ男とも言うべき経団連会長は、これまでの方針を変えるつもりが無く、世界中で原発の売り込みを続けるつもりなのだろうか?
私はこの2つの疑問について、私は会長に直接問いただしたくなった。そして、かつて石原都知事が行った発言に対して起きた抗議行動のことを思い浮かべた。
貧困と格差の問題が今ほど社会的に認知されず、ネットカフェ難民の問題がようやくメディアに取り上げられ始めた頃、東京都知事の石原氏が彼らに対して批判的な発言をしたことがある。一泊1500円以上もするような、料金の高いネットカフェに泊まらなくても、山谷地区の宿泊所なら一泊2~300円程度の格安料金で泊まれる。もっと金銭感覚を磨け。といったような発言だった。それに対して反論したのが台東区長らで、都知事の言う格安料金は数十年前のものであり、たとえ石原氏の記憶ではそうであっても、今では山谷の宿泊所でもネットカフェ並の料金でなければ泊まれないことを、具体的な実例に基づいて主張した。これを受けて都知事も先の発言を撤回した。‥‥と、そのような経緯だったと記憶している。
しかし私がそのように振舞うことは不可能だ。今の私の立場は非正規労働者だし、経団連にはコネもないし、その筋の専門家というわけでもない。会長に質問を持っていっても無視され、門前払いされるのがオチだ。
では、どうすればいい?
考えているうちに、ふとこんな事が思い浮かんだ。
もしも私1人ではなく、1万人の人間が同じ質問を会長に行ったら? さらに100万人の人間が同じ質問を会長に行ったら? それも世界中からだ。
1万人の人間が同じ質問を行ったら、会長もその数を無視できなくなる。
100万人の人間が同じ質問を行ったら、会長に公式な回答を求める強力な力となるはずだ。
今、福島第一原発事故は世界的な注目を集めている。世界中の大勢の人間が原発事故の推移を見守っている。福島第一原発事故は今や世界的な問題だ。
ならぱ出来るはずだ。
そう考えた私は、実行することに決めた。
世界中から100万人規模の質問を集めて、会長に届けてやろう。
さてこの作戦を実行するに当たっては作戦名が必要だ。何と名づけようか?
そもそもは「千年に一度の‥‥」という会長の発言から始まった作戦だ。
ならば、「千年に一度の」大作戦というのはどうだ?
よし、それでいこう。
これで作戦名は決まった。
「千年に一度の」大作戦、これより発動します。
Posted by 岩崎綾之 at 14:29│Comments(0)│この作戦について