Date: 2011年05月17日

リレー・フォー・ライフに行ってきました

 5月14日に開かれたリレー・フォー・ライフに行ってきました。
 会場はつくばEXの研究学園都市駅に近い公園です。
 がん患者の支援のために、5年前から開かれているというイベントですが、初参加の私の印象では、肩の張らないのんびりしたイベントという感じがしました。
 私が会場に到着したのは、開会式が行われる少し前の午後4時45分頃。ちょうど応援参加のソーラン隊がアトラクションをやっていて、なぜか茨城のヒーロー・イバライガーもやって来て子供達と一緒に記念撮影をしていたり。ただ全体的に、派手なアトラクションや演奏は少なく、これはやはり実行委員会のホームページで告知されていたように、震災のことを考慮して自粛したためでしょうか? そんな中でも子供達は、日本中にはびこる自粛ムードなどお構いなしに元気にはしゃぎ回っています。私としては、もう少し元気なイベントにしても良かったかな? と思いました。
 開会式では筑波大学の先生に、つくば市の大病院の先生に、日本対がん協会の先生など、すごい肩書きを持っている方々が入れ替わり立ち代り挨拶をされました。続いてエコバルーンのリリース。エコバルーンとは白い鳩の形をした風船なので、リレー・フォー・ライフの協賛企業の提供だそうですが、それにしてもこの風船のどこがエコなのでしょうか? もしかして光分解性のプラスチックとかで作られていて、森に落ちても大地に吸収され、海に落ちてウミガメに食べられてもきちんとお腹で消化されちゃうようにできてるんでしょうか? 興味があるので後で調べておきます。

リレー・フォー・ライフに行ってきました


 で、晴天だった当日も午後5時くらいになるとだんだん雲ってきたのですが、西の空だけは晴れていて夕日が差し、バルーンが一斉にリリースされると、うまい具合に東からの風が吹いていたものだから、夕日の差す西へ西へさぁーっと流れていきます。会場には神秘的な癒し系のBGMが流れていましたが、その音楽の効果もあってか、風に乗って陽光の中へ消えていく白いハト風船の群れが、とても神々しく見えました。

リレー・フォー・ライフに行ってきました
 反対側の東の空を見ると、ほんのお湿り程度に降ってきたにわか雨が、沈みゆく太陽の光を受けてうっすらと虹がかかっています。
「あっ、虹だ!」
 気がついていた人から声が上がります。
「ステージの後ろをご覧下さい。うっすらと虹がかかっています。自然もこのイベントを祝福しているようです」
 そんなアナウンスまで流れてきました。天気といい風向きといい虹といい、どこか出来すぎな? と言ったら失礼かもしれませんが、自然との絶妙なバランスがすごい効果を生み出したなと思いました。こういうシーンは観ようと思ってもなかなか観られません。
 続いてリレーが始まります。公園に設けられたお散歩コースを、参加者がリレーをつないで延々と翌日の朝まで歩き続けるのです。とても気の長いイベントです。もちろん休息もアリだし仮眠も取れるし、スポーツマッサージのサービスを受けられるコーナーも準備されています。
 リレーはチーム単位で参加する方も多く、中には個人の参加者も受け入れてくれるチームもあるというので、私はそのうちの1つに入れてもらいました。ところがこれが、すごくがんばって歩いちゃうチームで、一緒に歩いていく人を次々と追い越していきます。まあ、私は筑波から水戸までの約60キロを自転車で往復しちゃうようなことをやっているし、長歩きはそんなに苦でもないんですが、我らがチームを追い越していくのは若さに任せて走っていく医療学校の学生くらい。これじゃがんばりすぎだと、チームの人達も苦笑しています。
 コースは1周が約500m。コース沿いには応援メッセージの書かれた紙製のルミネが並んでいて、サックスやコーラスの静かめな演奏があったり、メイド服のお姉さんが発光するグッズを売っていたりで、ずっと歩きっぱなしでも辺りを見ているとそんなに飽きがきません。歩きながら私はチームの方と話をしたり、他の方々の話を聞いたりしていましたが、話によるとこのチームはガン闘病記ブログのつながりから生まれたチームということです。ブログの名前も教えてもらったので、後でチェック入れておきます。
 夜の8時半を周り、コースを25周した頃合に、私はチームの皆さんに別れを告げて会場を去りました。明日には自然生クラブの田植えイベントがあり、流石に朝まで歩き続けるわけにはいきませんもの。ウォーキングが終わった後、私はマッサージのコーナーに寄って、医療学生のボランティアの方にマッサージをしてもらいました。いゃあ、マッサージしてもらうって気持ちいいなぁ~。背中のマッサージはくすぐったかったけど。
 このイベント、多分来年も参加します。

Posted by 岩崎綾之 at 06:54│Comments(0)イベント

コメントフォーム

<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。